DPスティックの特徴

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1.72個のディンプルが確実・迅速な鼻腔麻酔を実現します

挿入部に麻酔液を溜める72個のディンプル

DPスティックの挿入部にはもっとも鼻痛が発生する挿入ルートの狭窄部に一致するように小さなディンプルを設けました。表面が平らなリユース式スティックでは狭窄部の近位部で麻酔液が擦り取られてしまい狭窄部の中央部から遠位部に十分な麻酔液を届けることができません。このディンプルがDPスティックの最大の特徴です。

2.挿入時の鼻痛を低減する柔らかさ

鼻腔挿入に適した挿入部の絶妙な柔軟性

DPスティックの素材である医療用シリコンは素材を調整することでさまざまな硬度を実現することができます。前処置スティックには、挿入時の鼻痛を抑える柔らかさと、挿入時の押す力を先端部に伝える硬さをもつことが必要です。何度も試作を重ねて、DPスティックはこの相反する性質を両立させる絶妙な柔軟性を実現しました。

3.鼻腔・上咽頭を傷つけない安全設計

上咽頭に届かない挿入部の長さ/紡錘形の先端部

DPスティックはの挿入部長は77mmです。多くの方の鼻腔長を測定し、ストッパー部まで挿入してもスティック先端が上咽頭に届かない挿入部長としました。これ以上長いと先端部で上咽頭を傷つけるリスクがあります。さらに、DPスティックの先端部は滑らかな紡錘形となっていますので、挿入時に鼻粘膜を傷つけることなく滑らかに挿入することができます。

4.鼻腔内への迷入を予防するストッパー

ストッパーによってスティックの鼻腔内迷入を予防します

DPスティックにはストッパーが設けてあります。ストッパーによってスティックが鼻腔内に迷入することを予防します。また、ストッパーまでDPスティックが挿入できれば、経鼻スコープの鼻腔通過が可能と判断できます。

5.リユース式のためコスト削減に貢献します

滅菌、消毒して再使用が可能です

DPスティックはオートクレーブ滅菌、過酢酸および強酸性水による消毒が可能です。メーカ保証は50回ですが、劣化やキズ等がなければさらに使用できますので、ディスポタイプのスティックよりも経済的です。

6.現在お使いの“ディスポタイプ前処置スティック”と同様に使用できます

   

DPスティックの挿入部径は16Fディスポスティックとほぼ同じです

DPスティックの挿入径は5.5mmです。正確には、既存のディスポスティック16F(5.3mm)と18F(6.0mm)の中間よりやや16F寄りです。(左写真)そのため、ディスポスティック16Fまたは18Fと同様の使用法が可能です。現在、16F/17Fディスポスティックをお使いの施設では、スムースにDPスティックを導入して頂けると思います。ただし、内腔・側孔はありませんので側孔ありディスポスティックの代用はできません。
 

標準タイプスと細径タイプの2種類があります。

DPスティックは標準タイプ(挿入部径5.5mm)と細径タイプ(挿入部径5.5mm)の2タイプがあります。細径タイプは、挿入時の鼻痛をさらに抑制し、前処置が不慣れなスタッフでも容易に鼻腔挿入が可能です。
 

スコープのメーカー別使用法

スコープのメーカーに合わせた使用法として、挿入部径5.9mmの富士フイルム製スコープには標準タイプと細径タイプの2種を、挿入部外径5.4mmのオリンパス製スコープには細径タイプのみをご準備されることを推奨いたします。

6.DPスティックは中空構造ではありませんので、ブジー効果を有しています。

ブジー効果を持つ充実構造

既存のディスポスティックが中空構造であるのに対して、DPスティックは充実構造ですので鼻腔内で変形することはありません。そのため、狭い鼻腔に対するブジー効果があります。狭い鼻腔では、細径タイプスティックで一度麻酔をかけ、次に標準スティックを押し込むよう挿入することで、狭い鼻腔を拡げることが可能です。